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見るものが枯渇した、という方に!「大図書館の羊飼い」

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〜あらすじ〜
学生数5万人、教職員8000人を数える国内有数の学校法人「汐美学園」。数多くの学生寮、各種スポーツ施設はもちろん、カフェレストランから路面電車まで備える充実ぶりで、特に「大図書館」は国立図書館に次ぐ規 模と言われている。筧京太郎はここ大図書館で、幽霊部員だらけの「図書部」に所属し、一人ゆったりと本を読んでいた。

4月。どんな願いでも叶えてくれることで有名な謎の羊飼いから「今日、貴方の運命を変える出来事があるでしょう」というメールをもらった筧は、白崎つぐみと知り合う。友人の桜庭玉藻とともに学園をもっと楽しくするための活動を始めていたつぐみは、玉藻や筧の友人・高峰一景とともに図書部へ入部する。(あにこれ様より引用)








原作は18禁恋愛アドベンチャーゲーム、いわゆる「エロゲー」です。




エロゲー原作のアニメというと、「メインヒロインルート」か「全員のルートを2~3話完結で」という形が多い、という印象です。こういった類いのアニメはあくまで原作ありきのものなので、無難なやり方だと思います。




ですが、本作では「誰のルートでもない」体で話が進んでいきます。(ただし、原作と比較すれば、という枕詞がつきます。「アニメ独自ルート」と言った方が正しいかもしれません)
特定のヒロインと結ばれることを匂わせる描写はありますが、それもエロゲー原作にしては程よく抑えられていると思います。アニメとして見るには少しやりすぎなものもありますからね。某カタカナ7文字アニメとか。




内容についてですが、ストーリーはまあまあ、という感じです。起伏がやや少ないですが、設定はそこそこしっかりあって基本的には良いと思います。ただ、これを謎を残さず描ききるには1クールは短すぎたのかな、という印象です。その割に良くまとめられているとも思いますが。また、原作が原作なので当然なのですが、主人公は多くのヒロインから好感を持たれています。どうもそのようなストーリーは苦手だ、という方は視聴をしない方が良いかもしれません。




作画は良質です。キャラデザも相まって、ビジュアル面で不満を抱くことはないと思います。エロゲー原作のアニメは作画崩壊が叫ばれることもままありますが、「大図書館の羊飼い」においてその心配は不要です。キャベツの悪夢はやってきません。





ざっと調べてみたところ本作が取り上げられているアニメ紹介サイトはあまり見受けられなかったので、このように記事として取り上げさせていただきました。総括として、「隠れている割に良作」という評価とさせていただきます。見るものが枯渇してしまった、という方にぜひおすすめです。